Thank you and goodbye, Steve.
So sad, but his spirit lasts forever.
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http://noburin.cocolog-nifty.com/noblog/2005/12/_video_podcast__3fdf.html
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オープンアクセスとかクリエイティブ・コモンズなんて、理念先行の話かと思っていたら、既に現実の取り組みとして行われているんですね。InTech という海外の新興学術出版社がこのふたつを掲げています。
http://www.intechweb.org/intechopen.html
彼らの方針の中に、No copyright transfer や Free access to research とあって、通常の投稿論文は著作権移譲を求められるものだけど、ここはそうじゃなくて、著者が著作権を保持したまま出版、無償で公開しますよ、というもの。学術出版の世界も変わりつつあるんですね。
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いつも楽しく(そして興味深く)拝見している「Y日記」さんに気になる記事が上がっていたので、こちらにも載せておきます。
赤ん坊には水分摂取を優先させて下さい、という共同見解が日本小児科学会、日本周産期・新生児医学会、日本未熟児新生児学会から出されています。
http://www.scj.go.jp./ja/info/jishin/pdf/m-110325.pdf
乳児による水道水の摂取を控えるように各自治体から呼び掛けが行われています。(中略)短期間の摂取では、 乳児であっても、健康に影響を及ぼす可能性は極めて低いと言えます。一方、乳児の水分摂取必要量は成人に比べて多いため、短期間であっても、水分摂取不足は重大な健康障害を起こします。このため、飲用水が確保できない場合には、水分摂取を優先させて下さい。
どちらのほうがより危険なのか? という視点で判断するのは、技術者や医療関係者には当たり前でも一般人には不慣れな習慣。この共同見解が被災地にも素早く広まり、弱者が犠牲にならずに済むことを願います。
あと、水道水をペットボトルに詰めて被災地に送ろうという方へ。配達まで時間がかかる場合もあるので、雑菌の繁殖に注意してくださいね。先日のエントリをご参考に。
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原発災害で放射性ヨウ素(131I)が水道水から検出されたので、都内ではペットボトルの飲料水が品切れになっているとか。
半減期が約8日だから水道水をしばらく置いておけば大丈夫(注1)、という意見もありますが、半減期と同じ日数だけ置いといたら、こんどは雑菌の繁殖が心配。そもそも水道水の保存期間はどれくらいなんでしょうか?
日の当たらない場所(夏期で3日間 冬期で5日間が目安)や冷蔵庫(1週間が目安) http://www.city.matsubara.osaka.jp/6,687,14,101.html
冷蔵庫の容量には限りがあるし、室温じゃ菌が増える。困りましたね。
それではということで、殺菌成分(塩素)の量を2〜3倍に増やして保存期間を伸ばす(注2)手軽な方法について考えてみました。ここでは、入手しやすい塩素剤としてミルトン(液)を例に挙げます。
水道水の残留塩素濃度基準は、0.1mg/L(≒0.1ppm)以上
http://ja.wikipedia.org/wiki/残留塩素
ミルトン(液)に含まれる次亜塩素酸ナトリウム濃度:約10,000ppm http://milton.jp/pc/faq/037.html
ミルトン(液)を10-5(10万分の1)に希釈してやれば0.1ppmになるから、塩素量が倍になりますね。2Lペットボトルの場合だと;
ミルトン(液)0.02mL + 水 2L (= 2,000mL)おや、0.02mLなんて微量添加、マイクロピペットがなきゃできませんね。
ならば。例えば1滴だけ入れてみるとどうなるでしょう?
水1滴の重量は0.05mL
http://kuchem.kyoto-u.ac.jp/ubung/yyosuke/uebung/last_drop.htm
だから、塩素濃度は;
ミルトン(液)1滴 + 水2L ⇒ 約0.25ppm
ミルトン1滴、水2L。これなら簡単にできますね。
水道水に元々含まれる塩素量(0.1ppm以上)と合わせると0.35ppm以上。プールの残留塩素濃度基準(0.4ppm)と同じくらいですね(http://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/nc/t19920428001/t19920428001.html)。塩素臭が気になる方は煮沸すればOKでしょう。
当然ですが、使う容器は予めよく洗浄しておくこと。特に注ぎ口とキャップは手に触れて汚染されやすいので入念に。あとは、保存容器内部に空間ができないように水を満たすこと。どちらも菌の繁殖を防ぐためです。
(注1)もちろん、半減期の長い他の放射性成分(例えば137Csは30年)が入っているとなれば話は別。汲み置きしても意味ないです。
(注2)菌の種類によって薬剤感受性に違いが、とか、最小発育阻止濃度が、とかで単純に塩素濃度を2倍にすれば保存期間が2倍になるわけではない、ということは承知しています。あくまで簡便に、というのがポイントですので、ご了解の程を。
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以前、友人の結婚式に出席したときのこと。新郎の上司が挨拶で「犯罪者の子息には犯罪者が多い」「これは犯罪遺伝子のせいだ」「高学歴者の未婚率上昇、少子化が問題になっている」「日本が犯罪遺伝子をもつ人間で埋め尽くされないように、お二人の優秀な遺伝子を世の中にたくさん残してほしいね。はっはっは」というようなことを得意満面に述べていた。
これを聞いていた別な友人は「マジでムカつく挨拶だな」と吐き捨て、私もちょっと唖然とした憶えがある。なにせ素人ならともかく、犯罪防止に関しては相当な影響を持つ人だ。ちょっと発言が乱暴なんじゃないの、と言わざるを得ない。
さて、ここで出てきた「犯罪遺伝子」だけど、そんなものが本当にあるんだろうか?
実際、MAOAと呼ばれる遺伝子が犯罪に関与するとの報告がある。ただし、同じ遺伝子を持つ者であっても、幼児期に受けた虐待の有無によって犯罪傾向に差が出る、というのが結論だ(詳しくはこちら)。
この報告では虐待の有無によって生物学的に何が変わるのか、ということまでは述べられていないけれど、最近の生物学では、「遺伝子配列に違いがなくても、置かれた環境などによって遺伝子の発現が変わる」というのが常識なんだそうだ。この仕組みは「エピジェネティクス」と呼ばれる。
エピジェネティクスが癌や心臓病などの疾患に及ぼす影響について研究が進められているけれど、最近では、精神疾患についての報告もあるようだ。母親の養育態度によってストレスに対する適応行動と内分泌系反応の発達が変化する、という結論は、上で述べた「犯罪遺伝子」という考え方が、いかに発育環境を無視した暴論であるかを物語る。
ちなみに山中教授のiPS細胞がスゴいのは、こうしたエピジェネティクスの影響をものともせず、たった4つの遺伝子導入で細胞の時間を一気に巻き戻してしまうことだ、と某学会で述べられたのは、理研の西川伸一先生(素人の私にもわかりやすく、たいへん興味深いお話でした)。
分子生物学が進歩して、そのうち犯罪に関わる先天的/後天的要因が明らかになる時代が来るんだろうね。でも、いかにしてそれを回避するか、その現実的な手段についてはたいして進まないのかもしれないなあ、などと思うのでした...
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